米株投資家のひめです。
主要メディアをみる限り、まだ日本語訳が出ていないCNBCの記事(「大々的に宣伝されているリフトデビューの前日にウォーレン・バフェットが通常の投資家はホットIPO株を買うべきではないと発言」)を発見しました。その要約をまとめるとともに、感想を述べたいと思います。
記事要約
以下のとおりです(日本語訳:ひめ)。
LYFTのIPOの前日、バフェットは「通常の投資家は過熱したマーケットで注目を集めているIPO株を買うべきではない」と述べました。これはLYFTについてではなく、IPO一般について述べたものです。
CNBC
一方、バフェットは、このIPOへの考え方が、初期のアマゾン(AMZN)やUBERといった一握りの成功を収める会社の株を購入する機会を逃すものであることも認めています。
昨年、バフェットはUBER株の個人的な取得を考えていました。そして、バークシャーによるUBER株の取得を試みましたが、時期と株数において折り合いませんでした。それでも、バフェットは「(UBERの)ダラ・コスロシャヒCEOをとても尊敬している」と発言しています。
しかし、バフェットは「まだ試されていない会社に投資をして残念に思うことはなくて、むしろ安全」と述べました。「バカな賭けをして勝つこともあるかもしれないが、一生のポリシーにするようなものではない。」
なお、バフェットが最後に買ったIPO株は1950年代のフォード(F)でした。
ひめ感想
以下の3つです。
- バフェットのIPO株の見方はバリュー投資家としてのこれまでの投資スタンス(アニュアルレポートを読みまくり、安定して実績を出していて、将来も成長が見込める会社が割安になったときに買う)と一貫しています。黒字決算を出せていないLYFTの公開価格が仮条件の上限である72ドルで決まったあたり、過熱しているとみているのかもしれません。
- 人に投資をして成果を上げてきたバフェットの「尊敬している」発言は注目に値します。わたしたち個人投資家から米国上場企業のCEOなんて距離があり過ぎて人柄や能力を測ることなんてできないですからね。
- LYFTに対してこうしたポジティブな発言がメディア上で聞かれないことや過去UBER株を取得しようとしていたことを踏まえると、LYFTよりUBERを選好していることが窺えます。
まとめ
昨夜、こちらの記事で書いたように、LYFTを購入し、米国IPO株投資家デビューしました。

自動車は徐々に所有から利用の時代に移ってきていて、自動運転の世界が到来すると、一層こうした傾向が強まるのではないかと思っています。そのとき、覇権を握るのは既存の自動車会社ではなく、オペレーションに優れた配車サービスの会社である可能性も相応にあると思うのです。「小売×インターネット」でAMZNが躍進しましたが、配車サービスは「自動車×インターネット」のイメージです。
もっとも、ひめにとってIPO株投資はサテライト投資であることに加え、この記事を読んでUBERに興味を持ったので、LYFTの購入額は抑えています。来月、UBER株買うかも。
ひめ
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