【検証】バフェットのウェルズ・ファーゴ(WFC)売却

米株投資家のひめです。

バフェットは2017年4月に「永久保有」とまで謳ったウェルズ・ファーゴ株を一部売却したとのコメントを発表しました。その理由はFRBの規制に対応するため、持株比率を10%未満に抑えるためということでした。当該規制は、バークシャーのWFCの持株比率が高まると、WFCのバークシャーの他の投資先への融資スタンスに影響を及ぼし得る立場になることから導入されているものです。

しかし、同行は2016年9月に発覚した架空口座スキャンダル(営業ノルマ達成のため、顧客に無断で口座を開設&クレカを発行)の渦中にあり、株価は冴えない展開が続いていました。そして、バフェットの売却は同コメント発表以降も断続的に続いています。

老獪なバフェットは規制対応の理由はウソではないにしても、これにかこつけて売っているということはないでしょうか?

検証

モーニングスターで確認(検索窓でティッカーを入力し、「Ownership」のタブをクリック)してみると、、、

バークシャー・ハサウェイのWFCの持株比率は9.66%(2019年1月末時点)でした!
これはほぼすりきり一杯でシロです。

断続的な売りは、WFCの自社株買い(アニュアルレポートをみると、2014年末から2017年末にかけて同行の普通株は▲5%強減少)でバークシャーの持株比率が高まることによるものです。逆に言うと、自社株買いが続く限りこうした調整は終わらないということです。

どんなマーケット環境かわからないのに規制対応で売らないといけないのは、自社株買いが大好きなバフェットにとってはさぞ辛いはずです。個人投資家はこういう規制を気にしなくていいのがいいですね(負け惜しみ笑)

バフェットの銀行株への投資

もっとも、バフェットはこうした規制にもかかわらず銀行株への投資の手を緩めていません。昨年11月にSECへ提出したFORM 13Fでは、JPモルガン・チェース(JPM)への新規投資(個人では2012年に投資)、バンク・オブ・アメリカ(BAC)、ゴールドマン・サックス(GS)の買い増しが話題となりました。

他の銀行株についてのバークシャーの持株比率は以下のとおりです(いずれも2019年1月末時点)。

  • バンク・オブ・アメリカ(BAC)9.07%
  • USバンコープ(USB)7.73%
  • バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BK)8.11%
  • ゴールドマン・サックス(GS)4.93%

バークシャーは、上三先では筆頭株主、GSでは第四位株主となっています。なお、BACはWFCと同じ規制が適用されるとすると、これ以上の買い増し余地は乏しくなってきていることが分かります。

まとめ

現時点でバフェットのWFC永久保有に偽りはないと言えるでしょう。また、バフェットは銀行株に対して極めて強気です。もともとバフェットは米国経済の将来に楽観的な見通しを示しています。銀行株は「強い米国」に賭けるのであれば格好の投資先だと思います。

バークシャーの昨年12月末のポートフォリオは2月中旬、つまり来週にも判明する予定です(SECへのFORM 13F提出は、期末から45日が期限)。ひめはAAPL、JPMの買い増しを予想しています。結果はひめ株日記でフォローしていきたいと思います。

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