ライドシェアサービスの未来と自動運転のAI開発を巡る三つ巴の争い

最近、ライドシェアサービスと自動運転界隈が盛り上がりをみせています。ライドシェアサービスでシェア2位のリフト(LYFT)が3月末に上場を果たしたほか、首位のウーバー(UBER)の上場が5月予定と間近となっています。ちなみに、ひめはLYFTを上場直後に購入しています。

リフト(LYFT)購入&ズオラ(ZUO)売却【グロース株投資は見切りが肝心】 ウーバー(UBER)上場直前→UBERは買いか?

この間、UBERの上場申請書類のなかでドライバーが個人事業主か従業員かを巡って世界中で訴訟が起きていることが明らかになり、LYFTがとばっちりを受ける形で株価が下落しました。これが従業員とみなさないといけないとなると、両社にとってコスト増加は間違いなく、黒字化が遠のきます。もっとも、自動運転が普及すればこうした問題は全て解決されます。

自動運転の鍵を握るAI開発

自動運転の成否を左右する要素として、AIとハードの二つに大きく分けることができます。ハードは電気自動車が想定されているようですが、既に技術として完成されているため、鍵を握るのはAI(と走行データ)です。

足許で自動運転の主導権を巡って、AIの開発競争に従来型の自動車メーカーとIT企業がしのぎを削っています。ここにサービス系のUBERも加わって、勢力図は混沌としています。

AI開発を巡る三つ巴の争い

日経でカリフォルニアにおける自動運転の公道走行試験での走行距離ランキング(2017年12月~2018年11月)が発表されています。

  • 1位:グーグル系のウェイモ(IT企業系)。走行距離は2位を圧倒的に引き離す地球50周分。運転介入の頻度は地球半周近くの距離を走ってようやく一回です。
  • 2位:GM系のクルーズ(自動車メーカー系)。
  • 12位:UBER(サービス系)。試験中に発生した死亡事故の影響で前年の3位から後退していますが、同社の自動運転開発部門(advanced technologies group、通称Uber ATG)にめちゃくちゃ資本が入っています。

この点、LYFTは自動運転開発の部署は設けているようですが、報道を確認する限り、存在感はありません。OSは自前で開発するというより外部から調達するスタンスなのでしょう。ウェイモと提携しているほか、クルーズを擁するGM本体から出資を受けています。

そして、これらAI開発先に以下の自動車メーカーが出資・提携等により連なっています。

  • ウェイモ:フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)、ジャガー
  • クルーズ:GMホンダ( →LYFTへ車両供給予定)
  • UBER:トヨタ

なお、報道でやたら出てくるソフトバンクは資金の出し手。各社に出資することにより自動運転の開発状況に関する情報を収集し、将来的に合従連衡を主導し得るゲームメーカーのポジションにあります。

UBERとLYFTどちらが優位?

車両の安全性や量産技術に優れているトヨタと提携している点や資金力でUBERに部はありますが、重要なのは安全性に直結するAI(頭脳)の完成度です。

この点、LYFTも悪いポジションではありません。資本・提携関係からみると、ウェイモ・クルーズ双方からAIの提供を受けうる立場で、仮にどちらかの開発がこけても、自動運転のライドシェアサービスをローンチすることができます。

ひめ

リフトの塩漬けどんとこい笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です