米株投資家のひめです。
もし1日2ドル以下で生活しなければならなかったらあなたはどうしますか?
この問いにマイクロソフトの創業者で世界長者番付2位を誇るビル・ゲイツはこう答えました。
私はニワトリを育てる。
2016年、ビル・ゲイツと妻のメリンダ・ゲイツが創設したゲイツ財団は慈善事業として、貧困撲滅のため、サブサハラ(サハラ砂漠以南の意味)・アフリカにニワトリを寄付するプロジェクトを行いました。当時、5%の家庭でしか行われていなかったニワトリの養育を30%にまで引き上げることを目標としていました。
ビル・ゲイツのニワトリ推し
その理由は以下のとおりです。
- ニワトリは手間がかからず育てやすい。ワクチンのコストはわずか20円。
- 卵にはプロテインやビタミン等の栄養素がたっぷり。
- 卵から孵ってヒヨコからニワトリになると、そのニワトリがさらに卵を産んでくれます。また、ニワトリ1羽を500円で売ることも可能です。
株=ニワトリ説
これって株式投資家にとって示唆に富む話だと思うのです。株とニワトリの共通点は以下のとおりです。
- 株はネットでワンクリックで購入可能。特定口座を利用すれば、源泉徴収もしてくれます。しかも、売買手数料も証券会社間の競争により減少傾向にあります。
- 優良株を選べば長期にわたって定期的に配当を吐き出し続けてくれます。
- 配当を「再投資」して株を買えば、その株が配当を生み出してくれます。またその株は市場で売却が可能です。
まとめ
ここで最大のポイントは、「再投資」です。卵は4か月もすればヒヨコから卵を産んでくれるニワトリになりますが、配当は「再投資」しなければさらに配当を生んでくれる株にはなりません。
富を積み上げるためには富を積み上げるための基盤が必要です。基盤さえできれば放っておいても勝手に富が集まってくるようになります。
いま貧困の状態に置かれていてもそうでなくても、私たち投資家は配当の再投資を徹底し、保有株数を増やし続けなければならないのです。
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