ワーク・ライフ・バランスの問題点→残業代は減るし、仕事の合理化を進めない限り実現不能!

ワーク・ライフ・バランスとは、ライフを充実させることでワークをより一層充実させようというものです。ライフの内容は各人のライフステージによって異なります。例えば、趣味や育児、介護がこれに該当します。

労働者の勤務環境・福利厚生の改善界隈では、「女性活躍」や「働き方改革」よりも前からある、使い古されたキーワードです。民間では、小室淑恵さんが騎手になって一気に広まりました。

これは素晴らしいアイデア・理念で、「ワーク・ライフ・バランスなんてどうでもいい」と言う人は皆無でしょう。もっとも、人材会社エン・ジャパンが雇用形態別にワーク・ライフ・バランスへの満足度を調査した結果によると、「良い」、「悪い」、「どちらとも言えない」の選択肢のうち、「良い」と回答した人の割合は正社員でわずか23でした。

古くから使われている概念にもかかわらず、なぜこんなに低水準に止まっているのでしょうか。その理由を2つ述べます。

(´-`).。oO(株ブログなのにと思われる読者もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。

ライフを優先させるとライフに先立つものが…

ライフに先立つもの、それはお金です。給与のうち残業代が占める割合は、いま話題の「毎月勤労統計調査」をみれば簡単にわかりますが、6.1%(事業所規模5人以上、平成30年確報)と、バカにならないウエイトを占めています。

にもかかわらず、ワークにライフを優先させ、外食や旅行に精を出すと、残業代の減少と相まってダブルパンチで収支が悪化し、無計画に突っ走ると、ライフの悪化→ワークの悪化といった悪循環に陥ってしまいます。わたしたちの給与体系に残業時間に応じて給与を支給する残業代がある以上、「早帰りしてライフ充実」のインセンティブが働きにくい構造になっているのです。

ワーク・ライフ・バランスは仕事ができる一部の人のためのもの

ワーク・ライフ・バランスの実現のために必要なものはなんでしょうか。心がけや職場での雰囲気づくりだけでこれが実現できるのであれば、苦労はしません。冒頭のポンコツな調査結果は出ないでしょう。

一つには、仕事の無駄を徹底的になくし、合理化を進めることで、仕事の量を減らしつつも質をキープすることですが、会社にこうした取り組みを期待せず、自力で仕事の量・質を落とさずに実現するには仕事にメリハリをつけるしかありません。そして、仕事にメリハリをつけるには、決裁者に一発で、かつ宿題をもらわずに、「わかった」と言わせるクリスティアーノ・ロナウド並みの決定力、完璧なスケジュール管理が必須となります。凡人がワーク・ライフ・バランスを追求しても、ライフにバランスが偏りすぎて、お叱りを受けるだけです。結局、ワーク・ライフ・バランスは、こうした能力を備えた優秀な人のためのものなのです。

以上、問題点を2つ指摘しましたが、ひめ株日記はここで終わりません。近日中に“beyond work life balance”として、解決策を示したいと思います。

【長期投資は簡単かつ拘束時間の少なさが最大の魅力】ワーク・ライフ・バランスのその先へ

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